ナレッジワークに入社して1年経ちました

2023年10月で株式会社ナレッジワークに入社して1年が経ちました。

近況報告と、将来の自分が過去を振り返りたくなった時のためにブログに心境を残しておこうと思います。

 

ナレッジワークに入社した理由

よく聞かれるので入社した理由を書いておきます。

遡ると2021年の年末くらいになるのですが、Twitterでナレッジワークのフロントエンドの副業募集ツイートを見かけました。

ちょうど副業を探していたので応募して技術面接を通過したのですが、応募人数が多かったため不採用となってしまいました。

それから半年くらい経った2022年の初夏くらいに、副業の応募時に面接などの対応をしてくれたよしこさん(よしこ (@yoshiko_pg) / X)から再び連絡をもらいました。

よしこさんのことはバズっていたZennの記事を何回も読んでよく知っていたので、そんな方から声をかけてもらえたのが嬉しかったのを覚えています。

当時は転職意欲はなかったのですが、ナレッジワークについて知れば知るほど魅力的に見えてきて転職を決意しました。

また、2022年10月ごろに結婚する予定があったので、今後のライフイベントを見据えて収入を上げたかったという思いも実はありました。

 

一年間どんなふうに過ごしたか

入社してからのオンボーディングがスタートアップ企業とは思えないほど手厚く、入社する前に抱えていた不安はほとんど不要なものでした。

具体的には、組織施策の説明からコードベースの設計についての説明までオンボーディングプログラムに組み込まれており、最初に取り組んだタスクで早速困った時も周りの方々がペアプロや丁寧なレビューで補助してくれて感動しました!

また、自分は札幌に住んでいるので、毎月の月末に出張という形でオフィスに出社しています。ナレッジワークのエンジニアは基本週1出社なので、コミュニケーション面で遅れを取ったりしないかなという不安もあったのですが、一年経った今となっては自信を持って「問題ない!」と言いきれます。

その理由は、ナレッジワークという会社が組織に対して大きく投資しているからだと思います。組織施策が非常に充実していて、自分の部署のメンバーとはもちろん、他部署のメンバーとコミュニケーションする機会も多く提供されています。

特に自分が好きな施策は「Good & New」です。Good & Newは24時間以内に起きた良いことや自分の周りで起きたニュースを伝える施策です。なぜこの施策が好きかというと、業務を行っているだけでは分かりにくい「人となり」が分かるからです。Good & Newでは業務外のことももちろん話してOKなので、みんなのプライベートのhappyな話や趣味が聞けたりしていろんな発見があります。また、ほぼ毎朝実施しているので「今日はGood & Newで何話そう?」と最近あった嬉しかったことを探すようになり、ポジティブな事柄に目を向けるクセができて1日を良い気持ちで始められるようになった気がします。

開発面においては、ちゃんとしたスクラム開発を経験するのが初めてだったため最初は戸惑いがありました。特にスクラムイベントの多さに慣れるのには時間がかかりましたが、良いものを正しく作るために必要な事であると理解しています。

自分は現在のナレッジワークにおいて、機能開発をメインの責務として担うフロントエンドエンジニアという役割を担っています。普段の仕事を超ざっくり説明すると、PdMやデザイナー、バックエンドエンジニアと仕様やデザイン、APIインターフェイスについて議論しながらDesign Docを書き、実装して、QAエンジニアが検出してくれたバグを直してお客様に届けるといった感じです。これをスプリントのサイクルに乗せて繰り返していきます。

開発した機能や改善などは「プロダクトシェアデイ」という組織施策の中で、Biz側にバトンが渡され、しっかりとお客様の元まで届けてくれます。またProduct → Biz(新機能や改善の共有)だけでなく、Biz → Product(お客様からの喜びの声やプロダクトについての期待、要望などの共有)もあるのが良いところです。作って終わりではなく、その先にはお客様がいて、プロダクトを使ってみてどうだったかのフィードバックを得ることができます。これはナレッジワークならではの特徴だと思うのでもっと多くの人に会社の魅力として伝えていきたいなと思っています。

そんな感じで、1年間大きく躓くこともなくそこそこ順調に過ごすことができた気がします。

 

その他、1年過ごしてみての感想

スタイルが素敵

ナレッジワークには「スタイル」と呼ばれるものがあります。

  • Act for people
  • Be true
  • Craftsmanship

この3つが行動指針として掲げられており、全社員に深く深く根づいています。何かの判断に対して迷った時、「スタイルにマッチするのはどんなアクションだろう?」と仕事における全ての価値判断のベースになっています。

僕はこの3つのスタイルの発明は本当に偉大だなと思っており、創業期からこれを徹底していたCEOの麻野さんを尊敬しています。

スタイルがあるおかげでみんなが気持ちよく仕事ができ、成果に対してもこだわりを持つことができます。

 

キャリアパスがイメージできるようになった

ナレッジワークに入るまでは、5年後10年後にどんなことをしていたいか?という問いに対しての明確な答えを持っていませんでした。

エンジニア歴4,5年でフロントエンドの業務経験しかない自分にとってどんな道を進んでいくのが自分にとって楽しく充実度が高いのかわかりませんでした。

しかし、この1年間で色んな領域のエキスパートの方々の仕事っぷりを見て、自分が今までキャリアパスのイメージを持てていなかったのはロールモデルを知らなかったからだと気づきました。

また、ソフトウェアエンジニアという職種における価値の発揮の仕方の認識も自分の中で変化しました。コードを書くだけがソフトウェアエンジニアの価値の発揮方法ではなく、イベントやカンファレンスを開催してコミュニティや採用に貢献したり、組織や人のマネジメントを行うことで開発効率向上やイネーブルメントに寄与したりすることができることを知りました。

これらの経験を経て、自分は最近ピープルマネジメントができるようになりたいなと思っています。

 

コードベースがマジ綺麗

自分は基本フロントエンドのコードしか触ってないのでクライアントアプリケーションの話しかできませんが、本当にコードが綺麗だと思います。明確な設計思想を持った人がレビューしてくれるので、割れ窓が全然ないし、全体的にレールが敷かれているので新しくチームに加わった開発者も効率的に開発することができていると感じます。スタートアップで初期からこれできてるのはホントすごいなと思います。

 

Good & Opportunity最高

四半期ごとに、一緒に仕事をしているメンバーに対してその人のGood(良いところ)とOpportunity(もっとよくなれるところ)をフィードバックするという施策があります。

これは本当に最高な文化で、一緒に仕事したメンバーに対して普段は伝えられない感謝の気持ちを伝えることができたり、自分が周りからどのような期待をされているかが分かったりします。

特にOpportunityは「改善点」と捉えるのではなく「もっと良くなれるところ」や相手への「期待」と捉えるようにしよう、だから「Opportunityは特にありません」というのは「私はあなたに特に期待していません」というのと同義という解釈を聞いて、素敵な文化だなあと思い気に入っています。

 

まとめ

書き始めたら思ったより長くなってしまいました。とりあえず、今の想いを一言でまとめると「10年後もナレッジワークで働いていたい」になるかなと思います。

転職してから1年間、支えてくれた妻や同僚、上司の方々に感謝します。

これからもナレッジワークという会社の物語にもっともっと貢献していきます!